#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

#明日、シネマかすみ座で 2巻 評論(ネタバレ注意)

亡くなった祖父の後を継いだ映写技師の青年"トーワ"と、いつもアロハシャツの居候の美青年"もぎり"の、2人が操業する町の古びた映画館が舞台。幼馴染や地元の人々と、イケメン2人が経営する町の映画館の人情話。

作者さんの属性からAmazonのジャンル分けでBLになってるんですけど、作者さんのTwitterプロフィール見ると『「明日、シネマかすみ座で」(一般)・「メトロ」(BL)連載中です』とのことで、本作はBL作品ではない模様ダス。

死んだ爺さんの跡を継いで2人で映画館を始めた回想話、商店街の1日限定クリスマスマーケット、昔世話になった札幌の映画館の映写機修理、「リトル・ダンサー」とバレリーナ。

映画ものとしては比較的変わり種の名画座経営と映写技師もの。

普段BL描いてる作家さんだからか、男女とも中性的な容姿のキャラが多いですね。男の子かと思った&女の子かと思った。もぎりはまるで笑い男のようだ。

アンチ・デジタルのフィルムノスタルジー万歳に陥りがちなテーマですけど、寂寥は感じさせつつもトーワが割と現実路線で意外っちゃ意外。

いい塩梅の映画館の日常ものですけど、そうそう、ミステリータグを付けとかないとだ。

 

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#ふたりが家族になるまでに 1巻 評論(ネタバレ注意)

「これから家族になっていこうよ ジローさん」
「…フフ あははっ」
「…なに?」
「あぁ いや本当だなって」
「??」
「俺が前に言った言葉だけど プロポーズくさいね確かに あはは」

母子家庭の娘の女子高生・あさひ。ある日突然、母は海外赴任で単身赴任に。一人になる娘に、母親は娘の従兄、社会人のジローを同居の世話係として手配していた。家事できない系女子・あさひと、家事万能の無害系・癒し系・くまさん系男子・ジローの同居生活が始まった。

という、男女の同居もの4コマ。よくあるラッキースケベ系ラブコメに見えて、もともと家族じゃない者同士が家族になることを割と真面目にテーマに据えてて、ラッキースケベもありまてん。

漫画に限らずフィクションは多かれ少なかれ面白くするためにどこかで嘘をつかなきゃいけなくて、トレードオフでリアリティを損なうもんですが、この漫画では「娘を親戚の独身男に任せて旅立つ母親」と「超人的に万能で無害でいい人な男」という2つの嘘をついてます。

ご都合主義とかリアリティがないとか、言うのは簡単なんですけど、嘘のおかげで普通じゃ見えないものが見えてくるのも、フィクションの醍醐味かなあ、とか思いました。

500字を超えてしまって余談なんですけど、紙書籍版では「上巻」なのが、電子書籍版では「1巻」となっていますが、これは一体なんでしょうか???電子書籍の巻数ソートが「上」「下」だと上手く働かなかったりとかするんですかね?

 

(選書参考)

blog.livedoor.jp

FSS (NT2019年7月号 第16巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。「第6話 時の詩女 act4 スプラウト・ソング〜ショウメ争奪戦 」、Both 3037。扉絵入れて13ページ。

 

他の号はこちらから。

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  • (余談)
  • (扉絵)
  • (本編)
  • (所感)

以下、広告のあとにネタバレ情報を含んで論評しますので閲覧ご注意。

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#ギャル医者あやっぺ 1~50話 評論(ネタバレ注意)

f:id:AQM:20190608213913p:plain

 

なぜギャルが出てくるマンガは魅力的なのかという増田があったので、昨今のギャル漫画事情を鑑みてこのようなブコメをしたんですが、

なぜギャルが出てくるマンガは魅力的なのか

エロ可愛い美少女からの承認とリビドー充足、破天荒な言動で既存の価値観を破壊し閉塞的な日常・人間関係から連れ出してくれるヒーロー性、「実は初心で処女で動物とオタクに優しい」という聖母のようなファンタジー

2019/06/04 13:45

b.hatena.ne.jp

パターン化して少し食傷気味なところ、この作品を推すブコメが複数あってググってみたらWEBで読めたので。

「普通」のギャル漫画だと、まあ男性向けラブコメのヒロインなんで読者に好かれないと成り立たないので、要するに見た目と内面のギャップ萌えに持っていくんですけど、ノウハウから導き出された記号的な「男性読者に愛されるヒロイン像」的な性格とか「恋する乙女」の漫画的表現に寄って守りに入って、ギャルならではの新規性や特異性がどんどん薄れていっちゃって、ブコメにもあるような「ギャルは脇役の方が面白い」みたいなことになりがち。

で、この漫画なんですけど、ラブコメじゃなくてギャグコメで、ヒロインの恋愛的魅力を訴求する必要がないので、ひたすらギャル「っぽさ」だけで攻めてて守り要素ゼロ、ギャルキャラが大暴れした時のあの勢いだけを取り出したような漫画。

「ギャルは理解不能であって欲しい」もまたファンタジーなのもわかってはいるんですが。

この漫画には俺がギャル漫画に求めるすべてがある!いや、ない!

 

omocoro.jp

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#極主夫道 3巻 評論(ネタバレ注意)

「長らくお待たせしました!!ご列席の御一統様に申し上げます!
 ポリキュア組 ゴクドーン組
 御両家手打和合盃の儀式を執り行わせて頂きます!!」

「不死身の龍」と呼ばれた伝説の最凶ヤクザが、結婚を機に主夫に。

いい人なのに顔が怖いせいで周りが勝手に誤解する「エンジェル伝説」系のギャグコメディ。料理、洗濯、掃除、フィットネス、家庭菜園、裁縫と、顔は怖いが女子力高く、主婦の友達多い。奥さんと猫可愛い。

vsゴキブリの巻、町内子供会クリスマスパーティのサンタ役の巻、残業帰りの奥さんを労わるの巻、喫茶店で初めてのパートの巻、スーパーで伝説の姐さんに遭遇の巻、ポリキュアヒーローショーでピンチを助けるお友達に立候補の巻、白い粉と炊飯器でパン作りの巻、引退した組長との再会の巻、不死身の龍のお誕生日の巻。

平和な日常に元ヤクザのいい人を放り込んだら面白かった、というシンプルなナンセンスネタをパンチ力のある構図と間と短く効かせるセリフで。

相変わらず毎回途中で考えるの面倒くさくなったネームに編集がOK出しちゃったみたいな漫画なんですけど、なんでこんな面白いんでしょう。そうか、漫画にオチなんて要らなかったんや!(要る)

 

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#いそあそび 3巻 【完】 評論(ネタバレ注意)

「私 あの味を一生忘れないわ
 この街の海と山と空も 絶対に忘れない」

愛媛の海辺の田舎町を舞台にした、ワケ有りお嬢様・セトと地元の男子中学生・六郎のボーイミーツガールと磯の海産物ハント&グルメの3巻、最終巻。

磯で釣りして潜って魚突いて貝をとって料理、ラブコメともまだ呼べないような淡い初恋、嫌なやつが出てこない牧歌的な世界観。

初連載作品らしく設定も話の運びもぎこちなーいwテーマ的に水着姿も多く女の子も可愛いのになぜかエロくなーいw

最終回は、セトの父親が田舎町にもたらした転機、子ども達の精一杯の抵抗、ハッピーエンド。少々ご都合な展開だったけど、最後まで作品にも読者にも誠実に丁寧に。

相変わらず謙虚なお人柄のあとがきが付いてて、本当はやっぱりもう少し描きたかったみたい。俺ももうちょっと読みたかったさ。

作品全体から感じる、少年誌向けの作品を青年誌に載せちゃったかのようなチグハグさ、ぎこちなくてエロくない不器用さみたいなものが、少年時代やら郷愁やら淡い初恋やらとマッチして、なんかこう…ハートの深いところが大事な何かを思い出す寸前まで行ってた気が…

初連載お疲れ様でした。次回作も楽しみにお待ちしてます。

 

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#ザ・ファブル 18巻 評論(ネタバレ注意)

「アザミ 先に俺にやらせろ こっち来いアキラ!」
「どこに行く? 平らな所でしか闘えないのか?」

「(こうしてユーカリと向かい合ってるのを見るとユーカリの方が数倍強いのがわかる
  どこがボスの最高傑作なんだ…? どうする佐藤アキラ!?)」

幻の殺し屋組織「ファブル」の天才殺し屋と相棒の女が、ボスの命令でほとぼり冷ましに大阪のヤクザの世話になりながら長期休暇がてら一般人の兄妹、アキラとヨウコに偽装して暮らすコメディ成分多めのハードボイルドもの。

平和な暮らしを望むもヤクザの跡目争いに組織「ファブル」のイカレ副長・山岡が面白半分に介入。組長を毒殺、5代目を継いだ海老原をも暗殺目標に中国から2人の「ファブル」を呼び戻しファブルvsファブルの舞台を画策。

山岡一味のアジトに殴り込むヨウコ、ユーカリに拉致されたミサキ。アジトに役者が揃う中、アキラは。

ここ数巻で溜めに溜めたアレが火を噴いてます。山岡・アザミ・ユーカリvsアキラの正面衝突、全面対決。クッソ面白え。

山岡はアキラの強さが読めなかったみたいだけど、アザミはアキラを一目見た瞬間にすごい形相してたね。

ということで絶賛大バトル中、気になる引きで待て次巻。

 

ザ・ファブル(18) (ヤングマガジンコミックス)

ザ・ファブル(18) (ヤングマガジンコミックス)

 

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#機動戦士ガンダム Twilight AXIS 3巻 【完】 評論(ネタバレ注意)

「アムロ・レイとの最後の戦い
 あの戦いで彼は何かを満たせただろうか」

U.C.0096、「逆襲のシャア」から3年後、「ガンダムUC」の直後ぐらい、厳重管理対象のサイコフレームのアクシズ遺物調査に乗り出す連邦の特殊部隊に帯同する、元・シャア専任テストパイロットと元・開発メカニックだった2人のスピンオフの3巻、最終巻。

「自分が手がけた最後のMSであるサザビー
 あの子がちゃんと役目を果たせたかどうかはもちろん気になる
 でもそれ以上に…」

ゲルググ、リック・ディアス、百式、サザビー。シャアの乗るMSを作って育てた2人。

「…最後くらいやりたいようにやらせてあげようと思ってたけど
 ちゃんと上手くやれたのかしら」

サナリィの暗躍による戦闘もありますが、メインディッシュはシャアにまつわる回想シーン。ガンダム・トリスタン<フェイルノート>はシルエットがビギナ・ギナによく似てますね。

「…ねえ大佐 どうだったの…?」

アルレットとサザビーの邂逅。アルレットとダントンの絶対絶命のピンチに一瞬だけ力を貸すシャア。

「…ニュータイプや強化人間が普通に暮らす生活
 そんなのがあってもいいよな?なぁ大佐」

ええ、もちろんですとも。

 

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#夢で見たあの子のために 4巻 評論(ネタバレ注意)

「僕だけがいない街」作者の現作。過去の凄惨な殺人事件の犯人を追う、ちょっとハードボイルドなザ・王道のサスペンス・ミステリー。

主人公は、幼少期に自宅で何者かに両親を惨殺された男子高校生・中條千里。行方不明となった双子の兄・一登と五感の一部を不完全に共有する特殊能力持ち。

児童養護施設から祖父母に引き取られた後も、右腕に傷を持つ男・家族を殺した「火の男」への敵討ちを目的に、チンピラと組んで「奪り返し屋」の狂言で金を集める。同じく「火の男」を追う「金貸し」を名乗る組織。千里を心配する養護施設の幼馴染の少女・恵南。

一登は生きていて、どうも「火の男」と組んで殺し屋家業を営んでるっぽい。千里と恵南と同じ養護施設出身、父の仇の「火の男」殺害を目論む胡散臭い若手刑事が登場、千里に共闘を申し込む。その変な柄のスーツどこで売ってんの。一登に誘われるように、残された手がかりを頼りに「火の男」と一登を追う千里。「火の男」と千里の両親の関係とは。

一登の目的はなんでしょうね。定番は「俺を止めてくれ」ってなもんですが。

ずっと容貌が伏せられてきた「火の男」と一登が、最後に割とあっさり出てきて、接触間近ってことなんかな。

 

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#であいもん 7巻 評論(ネタバレ注意)

京都の老舗の和菓子屋の実家にバンドの夢を諦めて?帰ってきた跡継ぎ息子・和(なごむ)と、実家が事情あって預かってる小学生の女の子・一果(いつか)を軸にした和菓子屋さんの日常もの。

「であいもん」7巻(浅野りん/KADOKAWA)

元カノや片想いの女子高生や隠れ女装男子と「ハーレムものかよオイ」といいたくなる脇役たちに負けないツンデレ小学生のヒロイン力。和菓子+父娘もの+職人+京都の四季+ラブコメ少々という感じ。

元バンド仲間京都に来たる。宝ヶ池の「子どもの楽園」でプチ遠足。和菓子屋の常連の頑固ジジイ。若き美弦ちゃんの悩み。一果の修学旅行の巻。

「であいもん」7巻(浅野りん/KADOKAWA)

小梅ちゃんの顔芸wwwめっちゃ可愛いwww

基本、和菓子がテーマの人情話で各エピソードに季節の和菓子が絡んでくるんですけど、「和菓子さえ食えば全部解決!」みたいな押し付けがましさは全然なくて、「和菓子は添えるだけ」みたいな控えめさが良い塩梅。

音信不通の一果の父=和の先輩?が一応作品通じたキーマンで今回再び一果とニアミス。一果がいま小学6年生で季節は夏なんですけど、なんとなく中学に上がる前に完結しそうな匂いがしてきましたか?

「であいもん」7巻(浅野りん/KADOKAWA)

読んでるとアンコの入ったなにかを食べたくなってくるので、なるべく昼間に読みましょう。

 

であいもん(7) (角川コミックス・エース)

であいもん(7) (角川コミックス・エース)

  • 作者:浅野りん
  • 発売日: 2019/06/04
  • メディア: Kindle版

 

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#サイコアゲンスト 3巻 評論(ネタバレ注意)

少し未来、千人に一人の割合でアメコミのヒーローのように先天的に超人的な身体能力を持った人間・通称「セカンド」が生まれてくる日本。

娘を強姦され絞殺されたドイツ出身の医師・黒崎レオンは、娘の復讐のために容疑者を移送中の警察車両を首都高で襲撃、警官から奪った銃で反撃してくる容疑者への怒りのあまり、人類初にして唯一の後天的能力者・通称「サード」に目覚める。

死ねない体になったレオンは暇つぶしのように凶悪犯罪者を私的に処刑・惨殺し、現場に奇妙な絵を遺す「犯罪者殺し」となっていく。レオンを追う警察、そしてセカンド監視局。

監視局長は対レオン要員として元ロシア監視局の脱獄囚をスカウト。そんな折、東北のある村で1人を残して村民が全員行方不明になる事件が起こる。暗躍する軍事企業。

デスノートと同じくスカッと私刑がテーマのダークヒーローもの。デスノートと違って犯罪者を主人公が殴って手術して殺して回る。

陰惨なテーマなんですけど、妙にコメディタッチで読んでて楽しいんですよね。レオンと監視局、現場じゃ割と馴れ合ってるし。女の子は可愛いし。

アンバランスなまま話だけが転がっていく奇妙な味わいに。どうなりたいんだこの漫画w

 

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#ぼくたちは勉強ができない 12巻 評論(ネタバレ注意)

同級生ヒロイン3人+先輩ヒロイン1人+先生ヒロイン1人、受験勉強がテーマ、過去の蓄積に立脚した週刊少年ジャンプの最新鋭の看板ラブコメ。

今巻もいつものドタバタラブコメではあるものの、ラッキースケベ抑えめ。表紙のまふゆ先生に関わる連続エピソード「黄昏に氷の華は[x]と舞う」を収録。

VIP推薦を断り教職を目指すことを決意した唯我。教師として出演したTV番組をきっかけにフィギュアスケートの現役時代に再び脚光があたり、カムバックを期待されるまふゆ先生。まふゆ先生の恩師だったっぽい、唯我の亡き父親。

ずっと複数ヒロインによる賑やかな表紙だったこの作品が、前巻から5人のヒロインの1人1人にクローズアップした表紙に切り替わって、15巻でヒロイン一巡することに。16巻で集合絵で完結かな。

作品としては楽しいラブコメであろうと努めていて、現に楽しいラブコメで回してるんですけど、読んでるこっちがどうしても終わりに向けた畳み方の道筋や「唯我のいない未来に伏線張ってるのかな」みたいな本命ヒロインを勘ぐるような読み方を勝手にしてしまいますね。

そうそうお目にかかれない作品で、いま楽しまなきゃ損なのはわかってんですけど。

 

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#ワールドトリガー 【休載】(ジャンプSQ. 2019年7月号)

今月は単行本とタイミング重なったこともあり休載でした。シランカッタ。

手術受けたりで体調もまだ本調子ではないはずの時期ですし、ご自愛ください。

20巻のあとがきのエゴサの話が面白かったね。いぇーい、担当さん見てるぅ?

 

前回まではこちらから。

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#ワールドトリガー 20巻 評論(ネタバレ注意)

表紙は東さん、人望のある頭脳派のベテランで一歩引いたポジションの癖に美味しいとこ全部持っていく。こういう大人になりたかった。

三門市に突然開いた異世界からの門、現れた異形の怪獣「近界民」が付近を蹂躙するも、界境防衛機関「ボーダー」を名乗る組織の少年少女たちがこれを撃退。街は近界民の脅威にさらされつつ、ボーダーの能力と信頼によって平和が保たれる奇妙な環境となった。

C級ボーダー(研修生)であることを隠して中学に通う三雲修、彼と出会う奇妙な倫理観の転校生の少年。転校生は出現した近界民を超人的な能力で撃滅し、異世界の人間「近界民」を名乗る。

で始まるジャンプ得意の能力バトルもの。大量の個性的な登場人物に付与された能力を、チームで組み合わせたタクティカルなバトル展開が売り。

近年のジャンプのバトル漫画でよく発生しがち、「誰だお前」みたいな初登場の「敵」との戦いよりも、「アイツとコイツの夢の対決」の身内同士の模擬戦(訓練)の方が面白くなっちゃう困った展開。

主人公の遠征チーム選抜を賭けたB級ランク戦、第7戦後半からインターミッションまで。

連載で読んで書いちゃったので詳しくは下のリンクで。長くてすんまへん。

 

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#ないしょの京子姉さん 1巻 評論(ネタバレ注意)

「誰もが恐れる女番長…皆からはそう言われている
 だがこんな私にも、一つ困ったことがある。」

「それは私の弟…歩のこと。高1にもなって後ろに引っ付いてくるようなガキだ。
 こんな弟…」

「めちゃくちゃ可愛いー!!天使すぎて困る!!
 ねェー聞いたァ!?一緒に帰りたいだってー!!
 ダメなわけないでしょ!!可愛いヤツ〜!!
 も〜あゆ君好き!姉に生まれて良かった〜!!」

以上、主人公によるあらすじ紹介でした。

2年前、入学と同時に極悪不良グループを壊滅させ、舎弟たち「京子組」を従える人情に厚い伝説のスケバン・京子は、入学してきた守ってあげたい系で猫顔系の八重歯美少年の2つ下の弟・歩を溺愛というか萌えキュンで鼻血ブーだった。歩は「姉ちゃんを守れるように強くなりたい」と京子組入りを志願し、京子は余計に鼻血ブーだった。果たして京子はブラコンを隠しつつスケバンの威厳を保てるのか!?

というブラコンスケバン鼻血ブーなドタバタ姉弟ラブコメ。三白眼ヤンキー女子のギャップ萌えな感じの方は是非。

京子も歩も可愛いし、お約束ながらギャグもテンション高くて勢いあって楽しい。

ヒロインが「昭和の漫画かよ!?」ってぐらい鼻血噴いてます。