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#クール・ガイ 1〜3巻【完】 評論(ネタバレ注意)

少し古い本。’95〜’96年の別冊マーガレット、当時は多田かおる、いくえみ綾、きら、あたりがエース、もう少し後に河原和音の「先生!」が始まるくらいの頃の作品。

作者の片岡吉乃さんは当時21〜22歳、現在は漫画家を引退されてて、この作品も絶版、電子書籍化もされておらず、Amazonのマーケットプレイスで中古本を再購入・再読。

話の建てつけは、クラスの男の子を好きになった女の子が告白?して彼女になって喧嘩したり仲直りしたり、「クール・ガイ」な彼に振り回されるシンプルな恋愛話。彼氏のキャラ付けで違いを作る感じ。

ヒロインは2巻表紙のとおり背が小さいおでこちゃん。彼氏は1巻表紙のデカくて冷たくて不愛想で粗暴でドSで怖そうなイケメンで、当時はスラムダンクの流川に似てると思ってたけど、いま再読すると別に似てなかったわ。

当時の自分はこの漫画が他の大作家たちの作品よりも楽しみで、作風なのか達観したような乾いた雰囲気が高3の卒業を控えた時期独特の空気とマッチしてたのと、ヒロインが身長差36cmの彼氏のつれない扱いに心折れそうになりながらもめげずに子犬みたいに果敢にじゃれついていくとこがすごい可愛くて好きだった。

 

クール・ガイ 1 (マーガレットコミックス)

クール・ガイ 1 (マーガレットコミックス)