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#1518! イチゴーイチハチ! 6巻 評論(ネタバレ注意)

作者の前作、架空のイタリアを舞台に美少女の銃撃と格闘が売りの公安・暗殺ハードアクションの傑作「GUNSLINGER GIRL」から一転、埼玉県川越市の高校の生徒会を舞台にした爽やかで可愛らしく静かで丁寧な青春もの。

前作みたいな生命を燃やすようなドラマを期待してたので1巻を最初に読んだときは正直「ズコーッ」ってなった。相田裕、お前はそうじゃないだろ!わかってねえよ!と。わかってないのはこっちでした、申し訳なかったです。

余談だけど「1518!」って背番号のエピソードありましたけど作品タイトルにするほどのアレか?と思ったら15歳~18歳の高校時代の青春を表してたりしませんかね。って与太をさっき思いついた。

野球に賭けた青春と挫折、文化祭の準備、部活の悩み、兄・姉へのコンプレックス、片想いと両想い、やきもち、生徒会OB、「執行部内 恋愛禁止」、生徒会に賭けた青春、体育祭のリレー、「まだ私の冒険は続いている。」、初めて見る私服に緊張、東京大学、「チューの経験ある?」、「いつかきっと」。

他愛なく、どこにでもありふれてるような、でもたぶん多くの読者は二度と手に触れられない何か。