大好きな格ゲーの女キャラが後付けで男の娘だと公式設定されてショック受けたトラウマを持つ主人公が高校入学したら寮のルームメイトが可憐な女装男子だったラブコメの2巻。ヒロインは女装公言型。
1話めから女装男子もので禁断になりがちなプール回、「ボクが泳げるようにしてあげる。」編。あー水中で目が合っちゃうやつキタコレでござるよニンニン。
あといにしえの時代からの伝統、ロッカーに2人で隠れる編、熱出してベッド貸す編など。「ちろだくんのにおい…けっこうすき。」 おっ、ひばりくんのオマージュかな?
巻を通じて悪役女子が良くも悪くも話を持ってちゃった1冊だけど、悪役への憎悪でドライブするラブコメってあんまりアレなのでアレしてくれてよかった。ピンで表紙飾れねーだろうなーこの子。正統派のルックスにパンチの効いた性格で面白いんだけど、不憫ちゃー不憫。
「女が好きなチロダが、好きな小日向は、男のはずがないってこと。」
社会情勢がどうあれ物語は作者のものとはいえ、逆に物語の行く末を規定してしまうセリフだと思うんだけど、フラグ早くねーすか。
「性別じゃない、小日向を好きになったんだ」って今から目に浮かんでしまうけれども。