ミリッツァ内親王が妹のイリーナを逃がす回想シーンが追加されてるんですね。
「イリーナを逃がすために時間を稼ぎます」
「お伴します 我が君 我が王」
(中略)
「破られます」
「皆の者 大儀でありました」
こういうの弱いんだよな。
「銀河英雄伝説」の田中芳樹の高名なファンタジー戦記を、「鋼の錬金術師」の荒川弘がコミカライズという鉄板漫画。あんま説明とか要らねっすね。
シンドゥラ国の王位争奪戦争介入編も前巻までで終わり、パルスに帰ってきてルシタニアへの反攻の檄を飛ばしてペシャワールに続々と仲間が集まってくるところ。ルーシャン、ザラーヴァント、イスファーン等も登場。
裏番組で仮面の王子ヒルメスが聖堂騎士団ザーブル城を攻略。
更に裏番組で流浪のクバード、放浪中のメルレインとマルヤムの盲目の姫君・イリーナの邂逅。
原作を何回も読み込みすぎてこの先どうなるかも克明に憶えていて、説明不足があっても脳内で自動で補完されてしまうので、このコミカライズの出来の良し悪しが却ってよくわからないのが難点。
読みやすくわかりやすく原作に忠実にオマケもつけてもらって、さすが荒川弘と楽しんで読んでますが、初見で読んでも面白いんですかねコレ。