#AQM

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#BEASTARS 9〜11巻 評論(ネタバレ注意)

「あの日テムを食ったのお前だよね」

再び演劇部で起こる肉食獣と草食獣の事故、唐突に読者に提示されるテム食殺の犯人、裏の仕事に熟達していくレゴシ、レゴシのルーツ、暗黒街の顔役になったルイとの邂逅、食殺犯の述懐、種族合同部活動の活動休止、ジュノとハル、ルイの右腕・イブキの過去、レゴシの最後の修行、緊張が高まるレゴシと食殺犯、ルイの選択、大晦日の決着。

ハードボイルド編あらため対決編。デビルマンのようだw

イブキ周りだけ引き続きハードボイルドでしたね。10巻の表紙がライオンのイブキ。出番は短かったですが、まるで任侠映画のような男っぷり。

「俺の揺るぎないはずの信条が
 これ以上ないほどの禁忌が…
 この空気の中ではまるで神事
 眠っていた牙が…起きるほどの…」

あれっ。これ、もしかして次巻で終わる!?普通に考えたらエピローグが残されるだけに見えますが。レゴシとハル、レゴシの身の振り方、ルイの身の振り方、タイトル「BEASTARS」の回収。

読み始めた時は説教くさい寓話なんじゃないかと危惧しましたけど、特殊すぎる設定を綺麗に青春漫画に昇華したなあ、と思います。

レゴシとハルが笑顔で迎えるラストだと良いんですけど。

 

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