「ゼッタ どんなひどい出来事も
私とお前を不幸せにはできなかった そうだろう
イサック ゼッタの光になってやってくれ」
「スパイの家」の原作者の、作画担当を替えた現作。大坂夏の陣の終戦後、ヨーロッパに渡ったサムライ傭兵火縄銃スナイパーの戦記もの。
親方の仇を求めて形見の名銃をひっさげて冬王フリードリヒ5世の弟ハインリッヒの軍に従軍してスペイン軍、バイエルン軍と戦う。日本名は猪左久。
今巻はハインリッヒ、イサックが拠るフックスブルク城に攻め寄せるスペインの名将・スピノラ将軍からの防衛戦の決着と、オーストリアのハラハ伯爵との和平交渉のため、バイエルン公国を突破して飛び地のクラーエンシュタイン城へ。
昔サッカーチームの監督が記者から「あなたには戦術がない」と批判されて「私の戦術はロナウドだ」と返事した故事がファンの間では有名ですが、この漫画は「戦術イサック」という感じ、異世界でもないのにチート的に強すぎる主人公、作者の意向で怪我させられてまともに銃が撃てないハンデ戦。
日本史選択だったためヨーロッパ史に疎いせいで、政治・戦略の会話がちんぷんかんぷんでWikipediaで調べながら読むの楽しいけど大変w
aqm.hatenablog.jp