「僕…この村が嫌いなんです…」
「学校の同級生が嫌いですッ」
「助けてくれない大人達が嫌いです!」
「他の人と違う耳が嫌いです!」
「色の違う肌と髪が嫌いですッ!」
「お姉ちゃんに苦労させてる僕が嫌いです…」
「僕は何もできない自分自身が大嫌いです…ッ!」
「だから…僕は…ッ 主人公を待ってるんです…ッ」
「いつか僕の前に主人公は現れますか…!?」
やべえ。ブログ書きながら泣いてる。
既刊1〜2巻まとめてブログに書こうと思ったんだけど、1巻が物語としてあまりにも素晴らしいので。1巻だけで映画化して欲しいレベル。
「くにがまえ」に「書」で「図書館」と読ませます。圕 あ、実在の文字なんだ。
中世ファンタジー世界が舞台。村の貧民街で暮らし、エルフのような容貌で「耳長」と蔑まれ、本が大好きなのに村の図書館の利用も禁じられた幼い少年。ある日、本の都アフツァックの中央図書館の知識エリート・司書(カフナ)たちがある目的を持って村を訪れ、少年に出会う、超正統派・超本格派ファンタジー。
「図書館戦争」のように書物を守るために魔法と技術を駆使して戦う司書たち。森薫や白浜鴎の系譜の超絶描き込み美麗系ビジュアル。
作中作の海賊の物語、まるでルフィとシャンクスの出会いのようなストーリー、1巻最後の章タイトルは「ろまんすの夜明け」、と「ONE PIECE」への非常に強いリスペクトも感じる作品。
誰かと思ったら「あの花」コミカライズや「7thGARDEN」の人。ジャンプは何やらかしてこんなに描ける人アフタヌーンに逃げられてんだ。
こんなもん五つ星だ。
(2018/11/25 21:36 追記)
2018/11/26 12:01:00のタイマー投稿を仕込んでたら よしき (id:tyoshiki) さんが今晩先ほど投稿された記事と作品・内容がだいぶカブってしまい、時間が空くほどパクりくさくなると思って慌てて時間繰り上げて投稿しました。快くスター返していただいてありがとうございます。
tyoshiki.hatenadiary.com
aqm.hatenablog.jp
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