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#明日、シネマかすみ座で 1巻 評論(ネタバレ注意)

亡くなった祖父の後を継いだ映写技師の青年"トーワ"と、いつもアロハシャツの居候の美青年"もぎり"の、2人が操業する町の古びた映画館が舞台。

作者さんの属性からAmazonのジャンル分けでBLになってるんですけど、作者さんのTwitterプロフィール見ると『「明日、シネマかすみ座で」(一般)・「メトロ」(BL)連載中です』とのことで、本作はBL作品ではない模様ダス。

主人公のトーワが昔気質の映写技師で、フィルム修繕やフィルム映写機の操作などレトロなことやってたり、シネコンの存在が匂わされなかったり、てっきり時代設定がちょっと昔の話かと思ったんですけど、ニンテンドー3DSが出てきたり「※かすみ座はデジタル上映の設備もある」と注釈されてたり、現代の話でした。「古びた映画館」ですしね。

幼馴染や地元の人々と、イケメン2人が経営する町の映画館の人情話。

特定の映画作品をテーマにしたりしなかったり、「タンポポ」「復讐は俺に任せろ」「スタンド・バイ・ミー」など。

"もぎり"が出会った時は札束入りのリュックを抱えて行き倒れてた、記憶喪失で人間映画データベースという謎のキャラで、話の縦軸になってく感じでしょうか。