「巨人に竜に鬼退治 今日一日でん頼光超えじゃ 士のほまれじゃのう!!」
歴史に名を残した大物たちが今際の際にファンタジー異世界に「漂流者」「廃棄物」の敵味方に別れて転移して、島津豊久、織田信長、那須与一のトリオを主人公に大バトル!の6巻。
「あの男は目の前の怒りに対してあらん限りの面罵をするが
ある一線を越えると沈黙する」
「諸将皆々怖れていたな
その沈黙が誰も彼もこわかったのだ」
「絶対に生かしておかぬという沈黙」
「一種の病的な君主としての合理性と吝嗇から来る沈黙」
「こいつはもう死ぬから殺すから何も言う事はないという沈黙」
今巻は「漂流者」軍と「廃棄物」軍がマモン平原で天下分け目の大決戦、織田信長vs明智光秀の因縁のリターンマッチ。
「ああ島津豊久は空気を読まない」
「徹頭徹尾どんな時も 天性 空気など読まない」
関ヶ原の捨てがまりで名を残した豊久の取った行動とは。
「この人この時をずっと待ってたな
「ずうっと…!!もしかしたら最初から…!!」
近藤勇に再会した土方歳三の逡巡、空から来る新選組。
「すまんがの腹ぁば切りたかじゃっどん」
「刀ば皆 打ち折れちしもうた」
「脇差ば貸しちくいや」
おう、早く7巻出せや。