#AQM

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#五等分の花嫁 7巻 評論(ネタバレ注意)

「おバカな私にできることがあるんですか?」

「そうだ お前にしかできない仕事だ」

「もう足を引っ張るだけの私じゃないんですか?」

「ああ 今度は・・・お前がみんなの手を引いていくんだ!」

「・・・はい」

借金抱えた実家の家計を支える目的で貧乏秀才が割りのいい同じ高校生相手の家庭教師のバイト始めたら、教える相手は同級生・全員赤点・美少女な五つ子姉妹でしたな家庭教師ラブコメ。

五つ子設定を逆手にとって作者が同じ顔・同じ髪色のヒロイン5人用意したせいで序盤は圧倒的にヒロインの区別がつきにくいので、「女優ショート」「ツンデレあげは」「根暗ヘッドホン」「脳筋ぜかましリボン」「転校スター」など勝手なあだ名を命名しながら読むのオススメ。

前巻までの五つ子と主人公の6人の間の不和と不信も雨降って地固った勢いで5人全員それぞれに主人公に惚れちゃって、家庭教師の契約解除に反対して主人公と一緒にいるために、父親が用意したハイソでリッチなタワーマンション飛び出して、狭いアパートで5人雑魚寝で仲良く再出発。一致団結して期末試験に。

1巻の頃は、5つ子ヒロインの見分けつきにくくて混乱するわ、基本的に主人公と各ヒロインの仲悪いわ、絵は上手いけど読んでてそれほど楽しいラブコメだと思ってなかったんですけど、ここに来て一気にツボにハマったというか、なんかちょっと作者、ゾーン入ってるというか。

冒頭見開き5人艶やかな晴れ着姿、ここぞの場面のセリフ回し、美麗マジ絵とギャグ絵、シリアスとコメディの自由自在な間の緩急もさることながら、「恋をしてる女の子を可愛く描く」というラブコメで一番大事なことを、同じ顔した5人を同時進行でバラバラに掘り下げて描き分けて話で束ねて、ちょっとラブコメ極めちゃってる感スゴい。作者が燃え尽きちゃわないか心配。

大してドラマチックな設定でもストーリーでもないはずなんですけど、たかがハーレムラブコメで何言ってんだって話ですけど、深夜でテンションおかしくなってるかもですけど、読んでて楽しいくてヤバい。主人公も五つ子もみんな好き。これが・・・「尊い」という気持ち・・・?決着なんていらない、このままサザエさん時空に突入して俺が死ぬまで今の調子で続いて欲しい。

 

五等分の花嫁(7) (週刊少年マガジンコミックス)

五等分の花嫁(7) (週刊少年マガジンコミックス)

 

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