田中芳樹の伝説的なスペースオペラ小説を「封神演義」の藤崎竜がコミカライズ。
原作2巻に相当、帝国の貴族連合vsラインハルトの内戦、リップシュタット戦役の終盤。
ラインハルトとキルヒアイスに訪れる決定的な悲劇のシーンは次巻に持ち越しに。
スペースオペラって昔から言いますけど、筋書き全部知ってて「どう演出されるか」「どう演じるか」を楽しみに観てるあたり、本当にオペラや舞台っぽい読み方になるね。
ファンが多く目立つタイトルなので批判も多そうですが、自分はキャラデザイン以外は気に入って読んでます。CGによる艦隊戦の描写もわかりやすく、液体金属に包まれたガイエスブルグ要塞もカッコイイ。
そのキャラデザインも何しろあの登場人数なので、1人の漫画家が描き分けるためには限界あるだろうな、と。
あ、あとやっぱり、ヤン・ウェンリーがちっとも出てこないとこもw
無い物ねだりと解った上で無茶を言えば、田中芳樹がいつだかのあとがきで書いてた「元のプロットではラインハルトとキルヒアイスの運命は逆だった」を再現したら、メチャクチャ荒れるでしょうけど「誰も読んだことのない銀河英雄伝説」が読めるなあ、などと無責任なことを思いました。
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