「だってヤハウエは 愛を知らないから」
「ヤハウエは愛を人に語れない」
「愛は人が生んだものだから」
「人は愛を神に求めるが 神は応えない」
「だって愛を知らないから!」
百年戦争中のイングランドとフランスに現れ、サッキュバスとインキュバスを使役し神の意志に逆らって戦争を停めようと介入する、戦争嫌いの純情な魔女マリアを主人公にした時代ものファンタジー。
マリアを貫く大天使ミカエルの槍エゼキエル。
ミカエルに勝負を挑むイングランド最強の魔女ビブ。
マリアを残して戦場に赴くジョセフ。
教会の魔女狩りに捕らえられ火刑に処されるマリア。
ミカエルに抗うエゼキエル。
ヤハウエとミカエルの下した裁定。
最後はとてもマリアらしく。1巻からの苦労は一体なんだったんだw
半分、禅問答みたいな漫画なんですけど、今なら頭で考えればわかる当たり前の答えも、もしかしたら歴史上たくさんの人死にの上で誰かがたどり着いた答えの受け売りなのかもね、等々考えさせられる大騒ぎもエピローグ込みでこの巻で完結。
「スネてただけなんじゃ…」
「天上の主の裁定が下った」
「そんな答えにたどりつく為にこんな大騒ぎしてたんですかっ」
「あたしネっ 彼氏ができましたー」
aqm.hatenablog.jp