#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

#私の拳をうけとめて! 2巻 評論(ネタバレ注意)

「ヤンキーっぽいものは全部捨てる!」

「捨てるって言うなら…私が全部もらって
 自宅の一室に武部綾子歴史資料館を作る!」

えっなに言ってんのこの人。

元ヤンキー女子同士のガールミーツガール。喧嘩に明け暮れた高校時代から4年、脱ヤンを図るヒロイン・武部(左)が、かわいい服を買いにいったら店員・空森(右)が「血染めのカーディガン」と渾名されたかつての宿敵だった!なんか可愛い絵の元ヤン百合日常コメディ。

実は当時から片想いだった空森との勝負に負けてつきあうことになった武部。つきあうって…なにすればいいんだ…?で迷走する2人。

美術館デート、映画デート、ゲーセンデートに実家デート、共通の趣味を求めて折り紙教室、知り合いの百合カップルと4人でゆるキャンデート。

つきあってるけど空森の片想いな上に、武部はヤンキー気質が抜けず。

というか武部はずっと眉にシワ寄せてるし、空森は片想いで空回りだしで、一周回って大正浪漫の謹厳実直で朴念仁な軍人さんと乙女なハイカラさんの恋みたいだなコレ。

いつまで経っても特に百合らしい展開もなく、ぎこちなくピントがずれた2人だけど、これはこれで微笑ましい。読者のためにもめげずに頑張れ空森。

 

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