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F.S.S.DESIGNS 6 XROSS JAMMER 評論(ネタバレ注意)

他の号はこちらから。

aqm.hatenablog.jp

 

(余談)

昨日Amazonの発送通知を受けたが配送が日本郵便だったので「不在だと宅配BOXに入れずに持って帰るかもしれない」と思い、今日はずっと腹が減っても食事にも買い出しにもいけず、うんこも我慢しながら自宅で待っていた。

が、14時過ぎにスマホに目をやると「配達済み」。…なん…だと…?ダンボールで来るかと思ったら封筒梱包で郵便受けに届けられていた。郵便受けギリギリのサイズだったけど、何の破損もなく美品のまま手元に届いた。ありがたし。

 

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ソフトカバーで、サイズはニュータイプ本誌やDESIGNS1~3と同じサイズ。4のデカさ、5の小ささが浮いている。

 

マンションの壁をくり抜いた奥行き持ちの棚がついてるので、大判のナウシカ原作やAKIRAと一緒にFSSはそこに並べている。FSSの設定資料集はサイズがしょっちゅう変わるので収まりが悪い。

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サイズで揃えて並べると順番もめちゃくちゃである。左からエルガイム・5・1・2・3・6・4・KF。エルガイムとDESIGNS1の間に隠れているけど、5はエルガイムと同じサイズ。4とナイトフラグスはデカすぎて斜めにしないと入らない。右の2冊はFSSの15巻と16巻(手作り)。日本中に似たような並びの本棚がたくさんあるんだろうと思うと可笑しい。

 

(内容)

各ページ、白地にイラスト1〜2点、解説テキストが付くいつもの構成。テキストの小さなフォントサイズは高齢化が進むFSS読者たちが老眼で読めないんじゃないかと心配だ。

奥付まで入れて96ページ。ネタバレしても怒られなさそうな概要情報だけ。
・ベラ攻防戦を巡るツラック隊陣営の概況・設定画27ページ
・ベラ攻防戦を巡る枢軸国陣営の概況・設定画30ページ
・「キャラクターズ」と題する色々設定画24ページ
・「付録」と題してZAPの各種設定、新旧名称の対応表など10ページ
・あとがき2ページ アドラー2977バランシェ邸の主とゲストたちの記念写真

内訳は
・GTM 13点(+付録扱いのZAP)
・騎士 37点(騎士団の制服設定画含む)
・騎士以外の人物 10点
・ファティマ 33点(騎士団の制服設定画含む)
同じ人物が服装を変えて複数回掲載されたりしてるものをてきとうにアナログに数えてるので、だいたいで。

 

(所感)

気になった点、面白かった点を本筋にはあまり絡まないとこだけ。
・ナルミの今後とその子孫
・「BS」の正式名
・バーガ・ハリの生産ラインの設定の変遷
・今後のツバンツヒの再登場に際しては…?
・ツラック隊のナルミの部下の女中隊長は産休/育休中
・重大な設定を作者に忘れられていたスパルタ
・モラードファティマもナンバリングを始めた
・ファティマたち同士が敬称を付けたり付けなかったりする理由と法則
・多くの読者がグレース・スドール天位騎士を男性だと勘違いしてたことに作者がキレ気味
・ロッゾやウモスの無骨な脇役GTMかっこいい
・クソ面白いナオとヴュラードのエピソード
・メレトレの意外なセカンドネーム
・アレクトーが気絶してもフォクスライヒバイテが制御されていた理由
・チャンダナの身長体重の設定を変更・調整したとわざわざ明記したのはなんだ?

「…。いやほら、ファイブスターは強すぎる奴ら同士の戦いは
 もう一週回ってあんなことになるのはご存知かと思う。」

言っちゃったよこの人。

他、興味深い初出情報多数。

 

あと、画や設定に既出のものが多いと嘆く向きも多く、理解はできる。いつまで経っても本編に登場しない設定資料という名の有料の予告編に心を躍らせながら、いつの日か目にするであろう本編に想いを馳せるのはFSSの醍醐味だ。

が、そもそもここ数年連続掲載が続いているのでつい忘れがちだが、本編が設定資料集を追い抜くペースで描かれ続けていること自体が、従来この作品では望み得なかった僥倖である。毎月FSSが掲載され続けている今の日常を、私は寿ぎたいと思う。