男子の成就しなかった初恋相手への妄想が一般に視えずにスタンドみたいに具現化される初恋ゾンビ。主人公男子は他人の初恋ゾンビが視えるようになった上、幼少期の初恋相手ベースに自身が無意識に生み出した初恋ゾンビ「イブ」と会話までできるようになったけど、イブのオリジナルが転校してきた上に実は男だったけど、実は秘密の男装美少女だった。
何を言っているのかわからねーと思うが。
秘密の男装美少女と幼馴染黒髪ポニテのダブルヒロインに、たぶん恋愛成就で消えちゃう「電影少女」のあいちゃん的な応援ポジションのイブ。
複数ヒロインラブコメの常で風呂敷畳む際のシリアス展開は物語として必要なんですけど、悪者を作らない着地に苦慮してるのか、少し複雑な背景設定も相まってここ数巻はずっと重く暗い展開が長く続いてます。正直読んでてそんな楽しいもんではない。
世界観のパズルもピースがハマるよりもむしろここにきて未知のピースが増えていってるような。
ハーレムラブコメの終盤が事故りがちなのも確かなので、コース取りが良いのか悪いのかは終わってみないとわかんないですけど。
本来のこの作品らしい切なくても前向きなラストが待ってるといいんですけど。
aqm.hatenablog.jp