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#新九郎、奔る! 2巻 評論(ネタバレ注意)

室町後期(戦国初期)の武将、北条早雲の幼少期からの伝記もの。享年64歳説を採用。

中世代を舞台にした作品ながら、現代の話し言葉を大胆に採用、横文字もガンガン出てくる。おっさん達の陰謀劇は作者の本領発揮なイメージ。

北条早雲の伝記を漫画の匠のゆうきまさみが、の時点で面白いに決まってんだけど、渋すぎてあんま売れなさそう。日本史の中でも複雑で難解なことで有名な応仁の乱がらみなので、自分もどこまでついていけるか少々心配。

いよいよ応仁の乱が始まる中、幼名の千代丸が12歳で元服してようやく伊勢新九郎になりました。

まだ12歳。完結するまで何巻・何年かかるか考えると、大作家・ゆうきまさみの最後の長期連載作品になるのかも、と思ったり。師匠筋の新谷かおるが2年前の66歳の誕生日に休筆宣言をしたこともあり、現在61歳の作者もキャリアを振り返って期するものがあるんじゃないかな、とか。たぶん1冊1冊のセールス云々よりも、30年後、40年後にどう評価されるか、を目標にして描いてるんじゃないかな、とか。

読む側も初見の面白さどうこうより、繰り返し読んで解読していくぐらいのつもりでじっくりお付き合いしていきたいと思います。

 

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