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#イサック 6巻 評論(ネタバレ注意)

「スパイの家」の原作者の、作画担当を替えた現作。大坂夏の陣の終戦後、ヨーロッパに渡ったサムライ傭兵火縄銃スナイパーの戦記もの。

親方の仇を求めて形見の名銃をひっさげて冬王フリードリヒ5世の弟ハインリッヒの軍に従軍してスペイン軍、バイエルン軍と戦う。日本名は猪左久。

大規模戦闘ものから一転、雇い主のハインリッヒに付き従って少人数での逃避行ものに。逃避行の途中でヒロインのゼッタが暴徒に囲まれて魔女裁判にかけられるなど。

魔女裁判とかの流れってどの作品も残酷で、読んでてけっこう心臓に悪いよね。漫画だとまあ、「助かるんでしょ」とは思うんですけど、実際は助からなかった人も歴史上たくさんいたわけで、まじめに考えちゃうとちょっとこう胸が苦しくなります。最近は漫画でも「助からなかった魔女裁判」を描写しちゃう作品も増えてて、割と苦手。

アクションシーンは今巻は少なめながら、「GROUNDLESS」もそうですけど、スナイパーものは不利な状況を理不尽な狙撃でひっくり返すカタルシスが強いですね。

胡散臭くていい感じのヒゲの商人も加わって冒険ものとして楽しそうな展開ですけど、流れ流れてどこに転がっていくのかしらこの漫画。

 

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