#AQM

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#アクタージュ act-age 6巻 評論(ネタバレ注意)

「観客を魅了する芝居を超えた演技
 それと引き換えにあなたはきっと
 その芝居から帰ってこれない…」

やめなさい阿良也くん!人に戻れなくなる!

天才女優の卵・「夜凪 景」のサクセスストーリー、映画版のガラスの仮面。
4巻以来の舞台演劇「銀河鉄道の夜」編のクライマックス。エピローグが残ってる感じかしらん。

劇中劇とサイドストーリーのシリアス展開にがっつりの1冊なので、持ち味の緩急つけるコメディシーンもありまてん。というかヒロインの景が作中ずっとカムパネルラに扮しているのもあって、出番多く好演してるもののヒロインとしては影薄かった。

舞台演出の鬼才・巌と演劇界の怪物・阿良也に全部持ってかれた1冊。あとアキラ君。そういう話なんで、しょうがねんですけど。

作品全体でいうと映画監督の黒山が景を主役に映画を撮るのがメインの流れなので、3〜6巻の舞台演劇編は景が舞台の経験を積んで血肉にしつつ、あとはピッコロとクリリンとヤムチャとチャオズが仲間になった感じ。亀仙人はお星様になりました。

巌と阿良也のエピソードは、ちょっとDr.バランシェとソープの最期のシーンを思い出しますね。

「そうあの子は」
「本当の悲しみをおぼえた…」

 

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