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#明日、シネマかすみ座で 2巻 評論(ネタバレ注意)

亡くなった祖父の後を継いだ映写技師の青年"トーワ"と、いつもアロハシャツの居候の美青年"もぎり"の、2人が操業する町の古びた映画館が舞台。幼馴染や地元の人々と、イケメン2人が経営する町の映画館の人情話。

作者さんの属性からAmazonのジャンル分けでBLになってるんですけど、作者さんのTwitterプロフィール見ると『「明日、シネマかすみ座で」(一般)・「メトロ」(BL)連載中です』とのことで、本作はBL作品ではない模様ダス。

死んだ爺さんの跡を継いで2人で映画館を始めた回想話、商店街の1日限定クリスマスマーケット、昔世話になった札幌の映画館の映写機修理、「リトル・ダンサー」とバレリーナ。

映画ものとしては比較的変わり種の名画座経営と映写技師もの。

普段BL描いてる作家さんだからか、男女とも中性的な容姿のキャラが多いですね。男の子かと思った&女の子かと思った。もぎりはまるで笑い男のようだ。

アンチ・デジタルのフィルムノスタルジー万歳に陥りがちなテーマですけど、寂寥は感じさせつつもトーワが割と現実路線で意外っちゃ意外。

いい塩梅の映画館の日常ものですけど、そうそう、ミステリータグを付けとかないとだ。

 

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