「最低!最低だよ あんた」
「図に乗るなよ貴様!」
「む…謀反!!エウメネス書記官 謀反!!」
「寄生獣」「レイリ(原作)」の岩明均のライフワークの2年4ヶ月ぶりの新刊。紀元前4世紀の古代ギリシャでアレクサンドロス大王に仕えたエウメネスをモチーフにした伝記フィクション。アリストテレスとか普通に出てくる。歴史がそうだったように残酷なシーンも多い。
アレクサンドロス・ギャングの隆盛と崩壊、という感じなのかなー、と思うけど、連載16年目にして11巻、32歳で没するアレクサンドロスがまだ19歳前後で王位を継いですらいない。
史実のどこまでを作品化するつもりかわかんないけど、伏線の量と消化具合から、たぶん作者の引退寸前まで描くつもり。というか、スケールでかすぎで読むなら未完も覚悟した方がいい。
主人公エウメネスの資料にない前半生にだいぶフィクションを入れている他、アンティゴノスやヘファイスティオンの設定もだいぶいじってて、どう料理するのか非常に楽しみ。
今巻でパウサニアスが登場、またややこしい属性乗っけてきたなw「事件」は次巻〜次々巻ぐらいかな。
贅沢言うと、もうちょい刊行ペースが早いと言うことないんですけど。
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