#AQM

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#うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 3巻 評論(ネタバレ注意)

「件の神官に対し我が『加護』に於いて『裁定』の行使を請求する」

「それは…」

「『身内』を庇いたい気持ちもわからなくはないがな
 これだけのことをしでかした輩だ
 庇い続けるならそれなりの覚悟があるんだろうな」

冒険者のデイル(18)は森で夜営中、ボロボロで片ツノが折れた魔族の幼い女の子・ラティナに遭遇する。たどたどしい魔族語(呪文言語)で尋ねたところ、付近の茂みに彼女の親と思しき魔族の遺体が…

デイルはラティナを保護し、寝泊りする冒険者の酒場「虎猫亭」に連れ帰る。ラティナと、デイル、虎猫亭の夫婦、常連の冒険者たちとの新しい生活が始まった。

ラティナが学校に通いだしてしばらく経ったある日、赴任してきた教師の神官は人間族以外に対する憎悪を隠さない差別主義者だった。教師はラティナに暴力を振るい、暴言を吐く。

めんこい日常ものにいきなりズシーンと重たいエピソードぶっこんできた。悪役然と登場し悪役然と振る舞い、準勇者級の主人公に社会的に追放されて退場。

このエピソード自体は勧善懲悪に近く特に議論の余地もないんですが「めんこい日常もので終わるつもりはないですよ」という作者からのメッセージ、というところでしょうか?

 

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 3 (MFC)

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 3 (MFC)

 

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