「◯◯な××さん」の様式と、主人公をからかってくるギャルなヒロインで武装したラブコメ。
4巻になってこなれてきたというか、読んでるこっちがやっと理解したというか、様式とギャルで武装してますけど、ちょっと奥手な普通の男の子と、ちょっと積極的な普通の女の子の、友達以上恋人未満の普通のラブコメ。
ひと昔前の恋愛もの・ラブコメだと、ライバルキャラとか三角関係とか、恋の成就の障害があって2人でそれを乗り越えてドラマチックに盛り上がるケースが多かったですけど、近年は日常ミックスで「特に障害はないけど好きと伝えるキッカケがない2人」のラブコメも増えましたね。
読者のニーズや発信のされ方の変化もあり良い悪いの問題ではないんですけど、我が身を思い返してみるとドラマチックな思い出なんかより、「この子たぶん俺のこと好きなんだろうな」とか、「告ってみようかな、でもフられたら気まずいよな」とか、そんなんばっかりだったなと懐かしく思い出したり。
美少女がふっつーの男に特に理由もなく惚れてくれて、都合は良いです。
でも人を好きになるのって、そんなハッキリした理由あってのことじゃなかったよな、制服着てた頃。
とか、思い出したり。
aqm.hatenablog.jp