「疲れませんか?」
「毎日 上司でいたり お父さんでいたり 疲れませんか?」
「今日だけは『係長』も『お父さん』もお休みして
『晃介さん』になってみませんか?」
「私…実は行ってみたい所があるんです
よかったら今から連れて行ってもらえませんか?」
なにこれウィスキーのCM?
1年前に妻に先立たれ、高校生の娘は登校拒否で引きこもりに、会社では昇進を控えるものの係長として四六時中張り詰めて過ごしている市川晃介(アラフォー)。
一時の安らぎを求めて通う裏通りの喫茶店に新しく入った看板娘を困った客から助けた後日、保護者面談で娘の高校を訪れた市川は、看板娘に再会する。彼女は如月古都、娘の同級生だった。
あら禁断。
ヒロインが「ラブプラス」の寧々さんと「魔性の潮」を足しっぱなしにして清楚な色香と包容力を重ねてコーティングしました的な、ここまでいくと人を堕落させる優しい悪魔のような。
妻が亡くなって心に空いた穴、上手くいかない家庭、プレッシャーのかかるエリート仕事で疲弊しているおっさんを無制限に甘やかすバブみ。急激に甘やかに進展する破滅型の2人の仲。
最終回に冬の日本海に崖から2人で身投げしそう感すごくて目が離せないw
(選書参考)
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