15世紀半ばイタリア半島北部、エステ辺境伯フェラーラ侯爵領。
世界への憧れを抱く商家ロセッティ家の令嬢リーザは、恋愛物語に興味津々の同世代の令嬢達との社交に馴染めずにいた。通称「跳ねる嬢」、じゃじゃ馬。
ある日、町を訪れた異国の少女に旅の話を聞こうと声をかけたリーザ。異国の少女オリハは黒海北側の半島クルムから諸事情で流れ、今はヴェネツィア領クレタに妹を探して旅をしているところだった。
思い立ったが吉日、リーザとオリハのガールミーツガールから、当主代行の姉を説得しての癒し系な少女中世旅行。今巻からは褐色ターバン娘のテュヴァも合流して3人娘に。可愛い女の子たちが美味しいものを食べながらの楽しそうな紀行もの。
現代の地図に当てはめるとこんな感じ。
今巻はアドリア海をバルカン半島に沿って南下、ラグーザ共和国(現ドゥブロヴニク・クロアチア)、寄り道してカッターロ(モンテネグロ)、イオニア海に入ってコルフ島(ケルキラ・ギリシャ)に寄港しながらクレタ島カンディアまで。あら着いちゃった。
ということで、延長戦でネグロポンテへ。そういえばこの作品「エーゲ海を渡る花たち」ですけど、ここまで全然エーゲ海じゃねえもんなw
aqm.hatenablog.jp