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#イサック 7巻 評論(ネタバレ注意)

「スパイの家」の原作者の、作画担当を替えた現作。大坂夏の陣の終戦後、ヨーロッパに渡ったサムライ傭兵火縄銃スナイパーの戦記もの。

親方の仇を求めて形見の名銃をひっさげて冬王フリードリヒ5世の弟ハインリッヒの軍に従軍してスペイン軍、バイエルン軍と戦う。日本名は猪左久。

味方勢力との合流を求めてブランデンブルグへの少人数での流浪、味方勢力と行き合い結集場所のヴォルフシュタットへ。冬王に謁見し、配下二千の兵を掌握。

対するはスラヴ騎兵・マジャール弓騎兵を傭兵として従える、後の皇帝軍総司令官・ヴァレンシュタイン率いる神聖ローマ帝国最強の軍団六千。

物見で、分散して野営するヴァレンシュタインの手薄な本陣を発見したハインリッヒは全軍を挙げての奇襲を決意する。見え隠れする錬蔵の影。

17世紀のヨーロッパの戦争が興味深く描かれます。東方からきた騎馬民族、マスカット銃、長槍、密集陣形。この作品には珍しくないですが、ヴァレンシュタイン将軍もWikipedia持ちですね。

近巻の少人数の脱出行から一転、数千規模の軍の激突。イサックのゴリラエイムは相変わらずかっこいいですが、ラスト。おお、もう…変転のめまぐるしい漫画やな。

 

ja.wikipedia.org

 

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