「沖縄に来る前からワクワクしてたけど
こんなに楽しくなるとは思わなかった…
あの日、比屋定さんと出会えてよかったー
ありがとね」
「気持ち悪いからやめてくれる?」
仲悪いなコイツらw
中学二年生の小波 周(さざなみ あまね)は埼玉から家族で沖縄の宇御島引っ越してきた初日、荷ほどきもそこそこに人生初の海を求めて浜辺を訪れた。そこでは地元の日焼けしたショートカットの少女・比屋定 珊瑚(ひやじょう さんご)がダサいTシャツで大の字になって寝ていた。
周は少女が生きていることを確かめるため、とりあえずその辺に落ちてたヒトデを寝てる口に突っ込んでみる…
というガール・ミーツ・ガールから始まる、沖縄の海を舞台にしたシュノーケリング日常4コマ。最後おかしいだろその出会い方w
珊瑚の親友、姫と3人でシュノーケリング部を創部。
読み味は沖縄版ゆゆ式、という感じ。詩情豊かな叙情百合っぽい美しい表紙だけど中身は割りと毒舌と激しいツッコミの応酬のギャグコメディ。
沖縄在住の作者がSNSで描いてたら出版社からスカウトされたらしく、シュノーケリングの魅力を実体験ベースで描きつつ、海の危険さもサボらず伝えようとしてて好感が持てる。
(選書参考)
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