大橋の呼びかけで10年ぶりに鞍馬の火祭りに行くために集まった、学生時代の英会話スクールの5人の仲間たち。彼らは10年前、仲間の女性・長谷川を喪っていた。長谷川は10年前の火祭りの最中、忽然と姿を消した。
10年ぶりの集合への京都の道すがら、長谷川に似た人影を追って画廊に入った大橋は、人影を見失った代わりに「夜行」と名付けられた連作の銅版画を目にする。
貴船の宿に落ち着いて大橋がその話をすると、偶然にも仲間たちも連作銅版画「夜行」に心当たりがあることが判明。仲間たちは一人一人、銅版画「夜行」にまつわる「人が消えた話」を語り始める…
泣ける系ラブストーリーみたいな表紙に惹かれて買った、森見登美彦の小説を少女漫画のレーベルでコミカライズ。
絵も達者で話も引き込まれますけど、上下の上ということもあり、面白いかどうか、というかジャンルもよくわからん。読み味はミステリーっぽいんですけど、割と不思議なことは不思議なままに置いとく原作者なので、ファンタジー・ホラーになるような気がする。
人が帰ってこない大人向けの不気味な神隠しの物語?5人のメンバーの語りの連作になるっぽい。
どうまとめるんでしょ、下巻のお楽しみ。
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