#AQM

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#アルスラーン戦記 12巻 評論(ネタバレ注意)

「あなたのように強きに立ち向かい弱きに寄り添う…
 そういう子に育ってほしいのです」

田中芳樹の高名なファンタジー戦記を荒川弘がコミカライズという鉄板漫画。

原作でいうとまだ第一部の中頃。確か全7巻の原作の4巻ぐらい、「汗血公路」あたりかな。ペシャワールを発って王都エクバターナに進撃するアルスラーン軍。アンドラゴラスの脱出、草原の雄・トゥラーンの来襲とファランギースとクバードの一番駆け。

この後ああなってこうなって南方の港町に行ったりで、第一部完は20巻過ぎぐらい?

第一部完で終わるのか第二部までやるのか、反響次第の出たとこ勝負とはいえ、連載開始時にある程度決めてあんのかな。セールス自体は好調っぽい。

原作は第二部も完結済みですが私は最後まで読んでなくて、第二部の途中、あるキャラの顛末が気に食わず「待たされた挙句がコレかよ」と一人でちょっとキレてしまって、その時点で私の中で第二部はなかったことになりました。

本巻ではそのキャラの健気な奮闘ぶりがコミカルな筆致で描かれ、余計に当時の胸の痛みを思い出します。

「せっかく助かったのだ
 無事でいてほしいものさ」

いやほんと、キシュワードさんのおっしゃるとおりで。

 

アルスラーン戦記(12) (週刊少年マガジンコミックス)

アルスラーン戦記(12) (週刊少年マガジンコミックス)

 

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