

「あなたのように強きに立ち向かい弱きに寄り添う…
そういう子に育ってほしいのです」
田中芳樹の高名なファンタジー戦記を荒川弘がコミカライズという鉄板漫画。
原作でいうとまだ第一部の中頃。確か全7巻の原作の4巻ぐらい、「汗血公路」あたりかな。ペシャワールを発って王都エクバターナに進撃するアルスラーン軍。アンドラゴラスの脱出、草原の雄・トゥラーンの来襲とファランギースとクバードの一番駆け。
この後ああなってこうなって南方の港町に行ったりで、第一部完は20巻過ぎぐらい?
第一部完で終わるのか第二部までやるのか、反響次第の出たとこ勝負とはいえ、連載開始時にある程度決めてあんのかな。セールス自体は好調っぽい。
原作は第二部も完結済みですが私は最後まで読んでなくて、第二部の途中、あるキャラの顛末が気に食わず「待たされた挙句がコレかよ」と一人でちょっとキレてしまって、その時点で私の中で第二部はなかったことになりました。
本巻ではそのキャラの健気な奮闘ぶりがコミカルな筆致で描かれ、余計に当時の胸の痛みを思い出します。
「せっかく助かったのだ
無事でいてほしいものさ」
いやほんと、キシュワードさんのおっしゃるとおりで。
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