「ウェヘヘへへへへへヘヘヘヘヘヘヘヘ
思春期の中学生めっちゃ萌えるしんどいやばいこれ
あー多感な男子くそかわいいかよ!!」
表紙は「うちわは胸の高さまで」との鉄の掟をレイアウトのために血を吐く思いで破ったっぽい。
福浦夕子(アラサー)が結婚した夫には中学1年生男子の連れ子がいた。彼は突然できた義理の母親の存在に思春期らしく戸惑い家庭で不愛想にぶっきらぼうに振る舞う。そして夕子は男子中学生が箸を転がしても萌える少年オタだった。
えーと、バカコメです。
成人女性が血の繋がらない被保護者の未成年男子に萌えたくる、近作だと「男子高校生を養いたいお姉さんの話」と似てる感じ。ヒロインがハイテンションでちょっと頭がおかしいとことか。
あっちが「お隣のお姉さん」で恋愛に発展しそうなラブコメなのに対して、こっちは義理の親子もの。夫の存在が意図的に描かれませんが、少年に対して母として振る舞う自分と、俯瞰で客観視して萌えている自分を分離して、性愛に発展させる気がないことを強く主張。
ヒロインの倒錯と勢いでごり押ししてテンポよく気持ち悪くハイテンションに。
ケチのつけようはナンボでもあるんでしょうけど、楽しく読みたい一作。
aqm.hatenablog.jp
(選書参考)
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