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#うちの師匠はしっぽがない 2巻 評論(ネタバレ注意)

大正時代、淡路島の狸の里の豆狸・通称「まめだ」は、おつかいで訪れた大阪で長の禁を破って人間を化かす気満々だったが何をやっても上手くいかない。

化かし損なったボブカットのモダンなガールを尾けて行った先は落語の寄席、モダンなガールは狐が人に化け大黒亭文孤を名乗る落語家だった。まるで言葉で人間を化かすかのような文孤の落語に魅せられた"まめだ"は、押しかけ弟子として文孤のもとで落語家を目指す。

という大正浪漫で上方落語なファンタジーコメディ。表紙の左が"まめだ"、右が師匠の文孤。

今巻は

・みんなで寄席踊り「住吉踊り」

・まめだと幽霊のおねだりに負けて文狐師匠の「皿屋敷」

・まめだが三味線に化けて文狐師匠の「辻占茶屋」

・天神祭でまめだ高座デビュー、落語船で「東の旅 口上 発端」

各エピソードとも落語の演目や演出をテーマに絡めて、みんなで踊ったり幽霊が出たりまめだの正体がバレたり天神様が降りてきたりと、ジブリ映画映えしそうな可愛らしく賑やかな巻。

まめだはもちろんのこと、クールな文狐師匠がお化けを怖がったり踊ったりとキュートな面がたくさん見られて眼福な。

自分もぼちぼちいい歳だし、落語も少し嗜んでみようかしらん。

 

うちの師匠はしっぽがない(2) (アフタヌーンコミックス)

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  • 作者:TNSK
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/12/06
  • メディア: Kindle版

 

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