

ペン画の大家・大麦茜の遺産として、大きな洋館と多数のペン画の相続した曾孫の中学生・若葉。
洋館を訪れた若葉は、隠し扉の奥で赤い鎖に繋がれた蒼い目の美少女「あかずきん」と出会う。彼女は曾祖母が契約し使役していた、人の姿をした最強の魔獣。
曾祖母は歴史に陰から介入し太平洋戦争の裏で暗躍した「書の魔導士」の一人だった。
後継者に指名された若葉は、絵を武器化し魔獣を使役して戦う魔導士の血なまぐさい争いに巻き込まれていく…
美少女版能力バトルな「うしおととら」。ローティーンの少女が銃で撃たれる物騒な絵ヅラが多い。
敵出た〜倒した〜を繰り返さず、某漫画で喩えるとハンター試験中にクロロが乱入してきて保護者役のビスケが倒されたので早くもゴンがラスボスとバトル的な、レオリオが実は裏切り者でアリに内通してました的な、一筋縄ではいかない変則的でダイナミックな展開。旅団ぽい個性派悪役集団もお目見え。
ハードなバトル描写、感情に訴えかける心理描写、絶体絶命のピンチに「あかずきんキタ!これで勝つる!」というカタルシス。
バトル中ずっと人殺しの顔をしてる物騒ヒロインあかずきんの、日常ほのぼのパートのツンデレっぷりの落差もすごい。
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