「兄弟子っていうけど…あなたもしかして摩緒より年下?」
「百火さまは私より十日早くお屋敷に入ったからね。」
「だからおれの方が偉いんだよ。」
「ああ…お笑いで一日でも早く入った人が兄さんみたいな。」
8年前の事故で両親を喪った女子高生・菜花は、学校帰りに事件現場の商店街の門をくぐると大正時代の街並みに姿が透ける人々が行き交う不思議な空間に迷い込む。妖に襲われるところ、呪われた陰陽師を名乗る青年・摩緒と行き会う。
8年前の事故の失われた不可解な記憶、妖、シャッター街とつながった大正時代の帝都、陰陽道の最高奥義を食った妖・猫鬼。
イケメン陰陽師と女子高生の、平成と大正と平安時代を股に掛けたオカルトホラーミステリー。
ラスボスの猫鬼と本編時間軸で最初の邂逅、味方になるんだか敵になるんだかよくわからない旧知の新キャラも複数登場、序盤の謎がいろいろ明かされて、序章が終わったというか、展開にエンジン掛かってきた感じ。
ツッコミの「みし…」って随分久しぶりに見た気がする。高橋コメディをやらなくなったわけじゃなくて、漫画的演出を抑えめにしてるというか、作品に合わせてかボケもツッコミも真顔でやることにしてんのかしらね。
aqm.hatenablog.jp