

OL・小鳥遊聖が帰宅して玄関を開けた瞬間、救世の聖女に選ばれ異世界ファンタジー中世の王宮に召喚された!
同時召喚された2人の聖女。歓迎されるあちらと比べて放置される冷遇にブチ切れるも、犬も歩けば棒に当たって王立研究所に就職、無尽蔵の聖属性魔力を活かしてポーション作りにアイテム属性付与に、オーバースペック気味に地味に活躍。
情に流され重傷の騎士たちを聖女ヒールで完全回復して、周囲も「あ、やっぱこいつ聖女だわ」と手のひらクルー。周りをぐるりとイケメンが囲む微ハーレム展開。
今巻もイケメンに囲まれながらヒールの特訓に新ポーション開発と自立して人望にも恵まれた順調な異世界人生を送るヒロインの一方で、あまり語られなかった、第一王子に庇護される「もう一人の聖女」の近況が明らかに。
割りとザマーミロというか可哀想な身の上なんだけど、諸悪の根源は第一王子じゃねえかというか、そもそも召喚すんなって話なんですけど。
救世を求めて異世界から召喚しといて「2人も要らねッス」とポイ捨てするこの世界の住人の自己中心的で理不尽な倫理観にイライラしつつ主人公の無双にワクテカするという、「異世界小公女セーラ」みたいな妙な読み味。
aqm.hatenablog.jp