独身・金なし・万年スカジャンのゴシップ記者、三島(29)のもとに現れた小学5年生の女の子・ユカ。彼女は高校時代のある日、突然姿を消した元カノ・サユリが一人で産んで育てた、三島との娘だった。
以来、週末ごとに通い妻ならぬ通い娘で、両親のヨリを戻そうと奮闘するユカ。
アラサー独身男に結婚も出産も育児もすっ飛ばして週末だけ明るく元気で可愛い娘ができた、という可愛く楽しくハートウォーミングな父娘もの4コマ。
複雑な家庭環境の割には軽くて明るい4コマ。娘が週末遊びに行くのも母親公認だし。全力で構ってもらいに来る娘、勢いに押されて不承々々つきあう三島。
2巻で完結。
サユリが過去に姿を消した理由が作品の最大のミステリーでしたが、蓋を開けたら割りと普通…なんですけど、その普通さがなんというか生々しいね。
メインはそこじゃなくて娘と過ごす日常なんですけど、サユリが登場はしていても存在感が希薄なのは「ユカがヒロインの父娘もの」に焦点を絞るためにあえてそうしたんかな。三島とサユリのラブコメになっちゃうもんね。
ユカの健闘の甲斐もあり瓢箪から駒のような「らしい」ハッピーエンド。
面白かった。楯山ヒロコ先生ね。名前覚えとこ。
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