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#エーゲ海を渡る花たち 3巻 【完】 評論(ネタバレ注意)

15世紀半ばイタリア半島北部、エステ辺境伯フェラーラ侯爵領。
世界への憧れを抱く商家ロセッティ家の令嬢リーザは、恋愛物語に興味津々の同世代の令嬢達との社交に馴染めずにいた。通称「跳ねる嬢」、じゃじゃ馬。

ある日、町を訪れた異国の少女に旅の話を聞こうと声をかけたリーザ。異国の少女オリハは黒海北側の半島クルムから諸事情で流れ、今はヴェネツィア領クレタに妹を探して旅をしているところだった。

思い立ったが吉日、リーザとオリハのガールミーツガールから、当主代行の姉を説得しての癒し系な少女中世旅行。前巻からは褐色ターバン娘のテュヴァも合流して3人娘に、今巻でオリハの妹・ミナとも無事?に合流して4人娘に。可愛い女の子たちが美味しいものを食べながらの楽しそうな紀行もの。

完結巻。

この手の漫画は地図を片手に読むに限る、と2巻終わった時点で感想記事に経路を地図に描いてみたんですけど、タイトルの割りに実は1〜2巻ではまったくエーゲ海を渡っていなかったんですが、

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3巻でタイトル回収してエーゲ海を渡ってネグロポンテで旅の終わりなのね、と思って3巻読んでみたら、

 

こうなった。

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もう完結なのにどこまで行くねんwwwエーゲ海以外渡りすぎwww

 

えー、この漫画は正確には

「アドリア海とイオニア海と地中海とエーゲ海とマルマラ海と黒海を渡る花たち」

です。ありがとうございました。

日本まで行くんじゃないかとドキドキしたわ。

 

選択科目で世界史とってたらもっと楽しめたなーという感じ。とりあえずWikipediaを読み漁ろう。

2巻までと違って、当時の時代の変わり目の不安定な政情に巻き込まれ物騒な目にも遭う3巻で、ちょっとハラハラしましたが、読後感の良いハッピーエンドで、楽しい旅でした。地中海沿岸の歴史って面白いなあ。

次回作も楽しみにお待ちしています。お疲れさまでした。

 

エーゲ海を渡る花たち(3) (メテオCOMICS)

エーゲ海を渡る花たち(3) (メテオCOMICS)

  • 作者:日之下あかめ
  • 出版社/メーカー: フレックスコミックス
  • 発売日: 2020/02/12
  • メディア: Kindle版

 

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