

「ひざをかかえて 見つからないように静かに部屋の隅で泣いていて…
私は情けなかった 娘に空気を読ませるようなことをさせてしまった…
"京子ちゃんはなんでも受け入れてくれる"…
頑張ってる娘に甘えていたの 私は…」
人類社会に低確率で誕生する、バンパイア、雪女、デュラハン、サキュバス、座敷童子などの「亜人(デミ)」がそれぞれの個性を人間社会と折り合い付けながら平和に暮らす世界観の日本。亜人の良き理解者たらんとする高校教師の主人公と、亜人の生徒たちとの語らいを描く青春日常コメディ。
デュラハンちゃんの主人公教師への片想いが決着。ふわっとした作品かと思ってましたけど、思いのほかデュラハンちゃんと主人公のそれぞれの気持ちがはっきりと提示されました。
んで、このタイミングでデュラハンちゃんの両親の過去回想。
他所の子とちがって幼少期に胴と首が離れてしまったハンデを背負った娘を育ててきた父親の気持ち、母親の気持ち。こんなん泣くやろ。
今巻は顕著に画風を一度壊しにかかっているかのように見えて、再構築して羽化したときにどんな絵を描くかも楽しみですね。
「"進化"は世代を隔てて起こるものだ
個体の変化は"成長"だ」
aqm.hatenablog.jp