

童話のような、寓話のような、絵本のような。外形的には「魔法使いの嫁」に近いけど、まったく別もの。同じレーベルなので毎回発売日がカブる。吉田明彦のデザイン画のように古風で素朴だけど格調のある美しい絵柄。
生贄として人の世を救済する力を持つとされる少女・シーヴァと、故あって彼女の守護者となった「呪われた者」・先生。シーヴァの身を狙う、人の城から来た兵士たち。同じくシーヴァの身を狙う「外つ国」の「そとのもの」たち。
囚われたシーヴァ。王との対話。城の中を渦巻く陰謀、語られる内つ国と外つ国の真相。
陰鬱で陰惨な雰囲気ですけど、救いはシーヴァが元気なことw
今巻ラストでようやく再会したシーヴァと先生に1巻以来避けていた事態が起こり、おそらく次巻で完結なんじゃないかなと思うんですが、よく考えたら未だに私はこの作品の世界観の「ルール」が理解できていなくて、2人がどうなったらハッピーエンドで、どうなったらバッドエンドなのかよくわかってないんですよね。
2人で木になってしまっても一緒にいられるならそれも…と思いつつも最後のコマ、デカくなってんですよね…逆に先生は元に戻ってる?
完結まで読まないとよくわかんねッスね。
aqm.hatenablog.jp