#AQM

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#機動戦士ガンダム バンディエラ 1巻 評論(ネタバレ注意)

「一人で四機なんて…無茶です!!」

「大丈夫…ハイプレスは慣れてる。」

いやいやいやw

「バンディエラ」の意味を、最近は「コミカライズ」ぐらいの意味で使われる「バンデシネ(バンドデシネ)」と勘違いしてまして、「また1stガンダムのコミカライズ?」と思ってたんですが、

よく考えたら「バンディエラ」はサッカーでよく「旗手、象徴する選手」「生え抜き」「チームリーダー」に用いられる二つ名でした。

と勘違いが解けた上で、ん?「ガンダム」で「バンディエラ」?

1年戦争末期、地球上で連邦軍が「オデッサ作戦」を展開している頃、ソロモン宙域では薄紅のカラーリングに左利きのザクが連邦軍相手に多大な戦果を挙げていた。

駆るのはユーリー・ユーベル。

一年戦争開戦前、サッカー、ギャラクシーリーグでサイド3のオクラント・レプスを優勝に導いたエースストライカー。連邦軍の攻撃でチームメートを失ったサッカーの英雄は、自ら志願し今度は軍の英雄としてジオン公国民を鼓舞していた…

という、宇宙世紀にサッカーがメジャースポーツとして存続しているという大胆な設定に、メッシがパイロットになった、みたいなガンダム。

宇宙世紀にサッカーが原型を保って存続してる、サッカー選手がMSパイロットに転向して活躍する、という宇宙世紀考察に一石を投じる漫画。

ちなみに角川の「ガンダムエース」ではなく、小学館の「ビッグコミック」です。

ギャラクシーリーグはどうなんでしょう、試合ごとの移動が遠すぎる気がして、どっかのコロニーか地球上で地域限定・集中してやるか、eスポーツ化してるかなのかなあ。特に無重力化の移動が多いと筋力や骨が劣化しますし。

トップアスリートのMSパイロット転向は、サッカーに限らず身体能力・持久力・運動神経・反射神経・動体視力・戦況把握・短時間での状況判断・あとプレッシャーに打ち勝つマインドセットとか、学徒動員パイロットの100倍マシな気はしますね。「銀英伝」のユリアンが無重力バスケかなんかの選手でしたっけ。

主人公?のユーリーはドリブラー・ストライカーだったらしく、今のところ多数の敵に単騎特攻の描写が多いですけど、他にもサッカーの技法・戦術に絡めた描写が増えていきそうです。

ガンダム漫画として面白いかというと、おまけつけても「まだ1巻なんでよくわからん」という感じですけど、「ガンダム×サッカー」って設定がちょっと面白いねw

1巻末で宇宙空間でスライディングタックルしてくるジムとかいて、一抹の不安はよぎりますけども。レプスのシャトルを撃墜したの、実はジオン側なんだろうな…

 

 

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