#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

#SPY×FAMILY 4巻 評論(ネタバレ注意)

「安心しろお嬢ちゃん 犬たちは丁重に扱う
 フカフカの寝床も温かいご飯もちゃんと用意する

 この犬たちは恐らく辛い目に遭って生きてきた
 だから お嬢ちゃんもちゃんとこの子に優しくして
 しっかり面倒見るんだぞ?約束だ」

凄腕スパイ・暗号名「黄昏」に下った新たな指令は、妻と新小学生の子どもを調達して敵国の名門校のPTAに潜入し、平和を脅かす危険な黒幕に近づくこと。

任務のために孤児院で適当に選んで引き取った娘・アーニャは、他人の心が読める超能力者だった。

ひょんな縁からトントン拍子で任務のために妻に選んだおとなしげな美女・ヨルは、凄腕の殺し屋だった。

互いに正体を隠して家族になった3人。人の心が読めるアーニャだけがひとり全てを知り、新しいスパイの父と殺し屋の母に「わくわくっ…」としていた。

表紙でお察しのとおりフォージャー家に4番目のメンバーが加わる話。次巻の表紙どうすんだろ。脇役にいくのかな。

犬を飼いたいと言い出したアーニャのご機嫌のためにペットショップに向かうフォージャー家。その途上、黄昏に緊急呼び出し。新たな指令は外相会談に対するテロ行為の阻止。

テロリストが用意した外相暗殺の手段は、訓練された犬による爆破、爆弾犬作戦だった。

ベタながら新メンバーが加わるエピソードとして百点満点。犬のキャラクターも良いし、暗い過去を持ち任務に対して冷徹ながら、優しさを失わない情報局の職員たちも良い。ネーミングセンスのないアーニャがつけた犬の名前も良い。

「いい子じゃないか」

「人の苦労も知らんで…」

「いや わかるよ 私にもあれくらいの娘がいた
 今日が平和で何よりだ」

泣けるわ。良い漫画だなー。

 

SPY×FAMILY 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

SPY×FAMILY 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者:遠藤達哉
  • 発売日: 2020/05/13
  • メディア: Kindle版

 

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