「…古見さんは、さ…只野のこと、好きなんでしょ?
あーしも…只野のこと、好きだったんだ。」
「当然…だと思います。」
「(!?)」
「只野くんはかっこいいので…」
「(!?)
いやいやいや!当然ぢゃないよ!?」
「(!?)」
「お世辞にもカッコよくはないよ只野は!」
「(!?)」
清楚でクールな美貌を持ちながら重度の人見知りで他人とマトモに会話できず基本ジェスチャーと筆談の声優要らない系ヒロイン・古見さんと、平凡ながら温厚で優しい性格とぶっちゃけ隣の席だっただけの只野くんのコミュ症ラブコメ。
コミュ症な古見硝子、ただの人の只野仁人、幼馴染の長名なじみみたいな感じで、人となりが名前に表れたネームドのクラスメイトがたくさんいる漫画。
ラブコメとは言え基本ギャグコメ進行の漫画ですけど、今巻はラブ要素強め。表紙左がヒロインの古見さん。表紙右は後発登場のサブヒロイン、黒ギャルの万場木。
只野くんに片想いしつつも、文化祭のクラスの演し物でラブシーンを演じた恋愛未満の只野くんと古見さんに、直感的に両想いであることを察した黒ギャルが、泣きながら身を引こうとするお話。
追いかける古見さん。その頃、何も知らない只野は女装して校内をウロウロしていた…
恋愛未満で引っ張ってきた漫画ですけど、古見さんが只野くんへの気持ちを声に出して認めて、こっちはこっちでギア上げた感が。「それな」の黒ギャルもいい顔してんなー。
ラブコメながら割りとギャグの切れ味で勝負!みたいな漫画ですけど、ラブからもギャグからもちょっと離れた、不器用でハートフルなエピソードが実はこの作品の真骨頂な気がします。1巻の黒板のシーンからして、この漫画は最初っからそうですね。というか、あれから16冊も出たんかい!
ラブコメもたくさんあると三角関係の処し方も十人十色というか十作十色ですが、とても良い意味でこの作品らしい優しい帰結。
そのわずか2ページ後のおまけ漫画がバカすぎるんですけどwwwクールビューティ古見さんの顔芸www
aqm.hatenablog.jp