

「え…どうしたんですかその格好…う…牛…?か…神様みたい…」
「え 神様よ?」
「は?」
「最初に言ったじゃない お客様は神様だって」
「ど…どういうことですか…」
「ごめん 説明不足で…ウチは…人外専用のホテルなんだ」
寮住まいで勤めていた会社が倒産して無職になった"みちる"。迷子の女の子を送ってたどり着いた先の人手不足のホテルの「住み込み三食付き」の条件に惹かれて働き始めたら、前述のとおりの人外専門ホテルだった。ちなみに迷子の女の子は子ギツネの変化だった。
という、楽しげなファンタジーお仕事日常もの。
中身は別物ですが、「千と千尋」の「油屋」のお仕事パートを思い出していただけると。
ジャンクフードとオシャレを楽しみに来る神様、変化を覚えた子ギツネとその母親、ガールズプランご利用のドラゴン、ビューティーアップコースご利用の赤ずきんちゃん、ここほれワンワンの子孫の犬、桃太郎さんと大量の犬・キジ・猿の団体様。
人外ホテルに「たどり着けてしまった」みちるの謎とは。
ファンタジーの中でも人と神・妖怪・モンスター等の仲の良い異種間交流ものがお好きであれば是非。
絵も女性誌向けのスッキリした線で読みやすくて可愛らしい。
aqm.hatenablog.jp
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