#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

#お近づきになりたい宮膳さん 1巻 評論(ネタバレ注意)

「あ」

「さ さようなら 松林さん」

「あ おぉ」

「で では」

「宮膳」

「…?ど…どうしました…?」

「ま…また明日な んじゃ」

「あ あの…っ あの…
 非常に言いにくいのですが…

 明日は学校お休みの日です…

 あ すみません つい…!」

「あ いや」

「お休みなので…その

 また月曜日 お会いできればうれしいです!」

高校に入学した、コワモテ系男子・松林颯太。前の席の、お嬢様系女子・宮膳桜。二人はお互いに相手と友達になりたいと思っていた。

基本的に1話4ページのショートエピソード、たまにページ数を増やしたエピソード、という感じの、ラブコメのだいぶ「最初の方」にフォーカスした元ヤン少年・ミーツ・お嬢様のクラスメイト・ラブコメ。

整った可愛らしい絵、小ゴマの抜いた絵も妙味が。線が和筆のタッチで描かれていて、奥ゆかしい二人が少しづつぎこちなく親交を深めていくエピソードにマッチしてんですけど、ちょいちょい見た目が鳥獣戯画というか、日本昔ばなしみたいwww

いかにもSNS時代っぽい小品で「拡張4コマ」っぽい構成ですけど、なんてんだろ、俳句や短歌のように限られたスペースにテーマを込めて表現する美みたいな、こう、アレよね。

 

 

(選書参考)

blog.livedoor.jp