「(ネットの海は広大だ
テレビでは伝えない"真実"の世界がここにはある)」
「秋野杏奈(←山田の芸名)
秋野杏奈 モデル
秋野杏奈 身長
秋野杏奈 コロ学
秋野杏奈 学校
秋野杏奈 彼氏
秋野杏奈 整形
秋野杏奈 ブス」
「(ネットはクソ)」
ごめんなさい。
左が通常版(kindle版)で右が特装版。特装版にはTwitterの一部エピ、描き下ろしエピ、他作家によるアンソロジーがついてくるそうです。汚いなさすが忍者きたない。
両 方 買 い ま し た 。
「みつどもえ」の作者の現作。
雑誌の専属モデルもこなす陽キャ美少女・山田を殺す妄想をする、中二病で陰キャでぼっちな男子中学生・市川。
図書館で偶然見かけた彼女は、一人でおにぎりを頬張りながらゴリラのような鼻歌を歌う、意外と割と残念な感じだった…
コメディの皮をかぶせた、エロで独りよがりで優しい中学生の、初恋の繊細な機微の描写。まるで大槻ケンヂの青春小説みたい。
LINEのお誘い、ジャージ交換①、ジャージ交換②、山田のTV出演、昼休みの図書館のお邪魔虫、三者面談と母ちゃんと山田、山田の弱いところ、雨の中のお届け物、風邪っぴきの市川宅に山田がやってきた、山田映画出演、席替え、利用された市川、仲直り、漫画を返す待ち合わせ。
の計14編に、おまけが3編。
作品について思うことは前巻の記事の時にもう結構な能書き書いちゃったし、WEB連載で全話既読だしで、もう「山田泣かすなチンパン」ぐらいしか書くことないんですけど、好きすぎて割りとしょっちゅう再通読しているので巻数が増えて嬉しいです。早く20巻ぐらい出せばいいのに。ドラえもんに再通読始める前に記憶を消すクスリかなんか出して欲しい気持ち。
WEB連載で最新話が読めることもあってSNSとの親和性がとても高く、私の狭い観測範囲のネットの評判だけ見てると3巻にして既に「ラブコメの王様」みたいな感じ。
自分も同じぐらい夢中なラブコメって「かぐや様」ぐらいなんで特に異存ないですけど、逆にこの辺がベンチマークになってくるとこれからのラブコメ、特にハーレムラブコメはちょっと大変だなと思いました。別に俺が描くわけじゃないので余計なお世話ですが。
「SPY×FAMILY」とかも同じくWEB連載で大ヒットしてますけど、こうやって本誌連載とWEB連載のステータスがちょっとずつ逆転していくのかしらん、とかも思いました。別に俺は出版社の人じゃないので余計なお世話ですが。
明けて特装版が届いて読んだら、なんか書き足すかもしれまてん。
アンソロジーの寄稿は、しろまんた、丈、tunral、チョモラン、西沢5ミリ、ニャロメロン(以上、敬称略)とのことで、好きな作家が多いので楽しみです。
aqm.hatenablog.jp
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