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#赫のグリモア 4巻 評論(ネタバレ注意)

ペン画の大家・大麦茜の遺産として、大きな洋館と多数のペン画の相続した曾孫の中学生・若葉。

洋館を訪れた若葉は、隠し扉の奥で赤い鎖に繋がれた蒼い目の美少女「あかずきん」と出会う。彼女は曾祖母が契約し使役していた、人の姿をした最強の魔獣。

曾祖母は歴史に陰から介入し太平洋戦争の裏で暗躍した「書の魔導士」の一人だった。

後継者に指名された若葉は、絵を武器化し魔獣を使役して戦う魔導士の血なまぐさい争いに巻き込まれていく…

美少女版能力バトルな「うしおととら」。ローティーンの少女が銃で撃たれる物騒な絵ヅラが多い。

書の魔道士による国際警察「機構」を大量の魔導書の蔵書と人材交流で支えてきた羽生財団の裏切り。身内であるはずの羽生乃恵瑠さえをも凶弾にかけ、音信を閉ざす。羽生財団に対する強制査察という名の戦争。その裏で、生家と家族に裏切られた乃恵瑠は真実を確かめるべく単身で財団の拠点を目指す。

狂気のダークヒロインあかずきんがドン引きするぐらいの、温和なヒロイン若葉の「誰だお前」ってぐらいのブチ切れっぷりが見どころ。

羽生家の闇の濃いエグい家庭の事情、と魔導をめぐるメカニズムの仮説?も興味深い。ちょっとメタいよねw

 

赫のグリモア(4) (週刊少年マガジンコミックス)

赫のグリモア(4) (週刊少年マガジンコミックス)

  • 作者:A-10
  • 発売日: 2020/06/09
  • メディア: Kindle版

 

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