#AQM

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#それでも歩は寄せてくる 4巻 評論(ネタバレ注意)

2人しかいない将棋部の、おさげデコ部長・八乙女うるし(高2♀)と、好き丸出しのくせに頑として認めない無表情部員・田中歩(高1♂)の、告白前の高校生男女が好き丸出しで部室で将棋指しながら甘酸っぱくイチャイチャしてる、可愛いは正義のショートラブコメ。歩は一応、将棋でうるしに勝ったら告白しようと思ってるみたいです。

「高木さん」の方はチャカついた男の子と動じないヒロインの組み合わせですが、こっちは男が物静かなクーデレでヒロインの方がチャカついてる感じで、山本崇一郎の描く女の子のあっちではなかなか見れない表情が見れます。

今年最後の部活、初詣、とびきり寒い日、負けたらなんでも、夜道の視線、バレンタイン、テスト勉強、いきつけのお好み焼き屋、肩揉んで、などなど。

うるしが照れて動揺したとき、口を表現する線がヨレッヨレになるのが可愛いよね。読んでるこっちの口元もヨレヨレにニヤニヤしてしまう。

可愛らしくて軽くて読みやすい短話を連ねる作風。多作な作者ですけど、よく考えたらこの作者の作品が完結するところ、まだ見たことないんだわ。

どんな感じで〆る作家なのか、一度見てみたいような、知らずにずっと読んでいたいような。

 

 

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