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#しょうもない僕らの恋愛論 4巻 評論(ネタバレ注意)

独身アラフォーの装丁デザイナー・筒見に、芸大時代に恋仲なりかけで音信が途切れ最近亡くなった安奈、の娘・くるみが「母が大好きだった人のことを知りたい」と絡んでくる。

という、影と哀愁を背負ったイケメン中年にかつて愛した女そっくりの若くて可愛い娘さんがグイグイ迫ってくる、おっさんと女子高生の恋愛もの。

高校以来、筒見の腐れ縁の良き友人を演じてきた同じくアラフォーの絵里、意を決して筒見に告白、付き合うことに。一方、筒見への気持ちを自覚したくるみは告白する前にフラれた形に。

が、筒見は心のどこかで安奈の影をくるみに重ねてしまい、卒業アルバム製作のデザインや進路の相談を通じてくるみも筒見に頼り続ける関係が続いていた…

マネージメント・経営に回ることを期待されながら、若手やくるみから刺激を受けてデザインの現場へのこだわりを再認識、独立を考え始めるアラフォー男の心の機微を流れるようにスムーズに。

原秀則らしくねっとりとモタモタした展開の漫画だと思ってたんですが、主人公の身の振り方についてスピーディな展開。

張ってる伏線と「原秀則らしさ」を考えるとドロドロした展開の前の「嵐の前のスムーズさ」としか思えないですがw

 

しょうもない僕らの恋愛論(4) (ビッグコミックス)

しょうもない僕らの恋愛論(4) (ビッグコミックス)

  • 作者:原秀則
  • 発売日: 2020/07/30
  • メディア: Kindle版

 

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