「ゴールはどこにするの?」
「旅のゴールはもう、決めてあるんだ。真脇遺跡。
白丸先パイが撮ったあの写真みたいな、自分もすごい写真が撮りたいんだ。」
「そこが、わたしたちの旅のゴールなんだね。」
進学高の1年生、不眠症に悩む少年と不眠症に悩む少女が、昼寝場所にしようとした学校の天文台で出会うボーイミーツガール。
夏休み!ということで二大イベントの一、たった二人の天文部が50人からのゲストを招いての流星群観測会、その顛末。
撮影旅行の費用捻出のためのバイト。
女子だらけの海水浴、水着回。
夏真っ盛りの良い発売日をつかまえましたね、という感じのサザンのアルバムでも流しながら読みたくなるような、1話1話にBGMにする曲を選んで行きたくなるような、高校生たちの夏休み。
先日、友人と「漫画にわざわざ描かれる雨」について話をしたんですけど、今巻のあのシーンは「あきらめの夏」でしょうか。
高校生の身の不便さを嘆くシーンが何回か出てきますけど、おっさんはその不便さが羨ましいわ。
「フェラーリで湾岸流す」でも越えられない壁が、「制服で自転車二人乗り」にはあるんだよ。
次巻は二大イベントの二、能登半島、撮影旅行の巻きかしらん。
aqm.hatenablog.jp