

「何か…ゲームする感じじゃないし風呂入りながら考えるよ」
「おう」
「そういう訳で風呂の準備はヨロシクね!」
「そういうトコはちっとも変わんねぇな!」
いいラストシーンだ。
暴力苦手で壷が大好き新田と、未来から転送されてきた謎の少女ヒナの、アニメ化もされたみんな大好きヤクザ・ミーツ・超能力ガールなギャグコメディの19巻、最終巻。
なんか第三次世界大戦に繋がる未来を回避するためにはロックージョン(けいおん!の偽物)でどうのこうの。なんかあったね、そんな設定。
この作品らしい、作者にとってもキャラたちにとっても読者にとってもどうでもいいような取ってつけたようなクライマックスを経て、10年かかって100話ちょうどでユル〜い大団円。
いくらが表紙を彩ることを19巻連続で貫徹。マジどうでもいいwww
ギャグ漫画って長期化すればするほど作者の精神的な消耗が激しいイメージがありますけど、あってもなくてもいいような「漫」としたエピソードばかりを積み重ねて10年間コンスタントにアウトプットし続けてずっと面白かったの、すげえなーと思います。
意識の中心、時代の中心、漫画シーンの中心に居座り続けた漫画では決してなかったですけど、大袈裟な言い方したら「また『ヒナまつり』のない生活に戻るのか…」というか、あとから「2010年代って丸ごと『ヒナまつり』を読んでた時代だったんだなー」と振り返るのかもしれない。
次回作も楽しみですけど、まずは10年間お疲れ様でした。おかげでとても楽しい10年でした。
aqm.hatenablog.jp