#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

#GIGANT 6巻 評論(ネタバレ注意)

「ロサンゼルスは壊滅的な被害でサタンはメキシコへ向けて歩き出しました。
 アメリカ軍の攻撃を全く受け付けません。まるで本物の悪魔のようです!!

 トランプ大統領はサタンが海に出たタイミングで核を使用すると発表しました。
 北米では既に1千万人以上の死者が出ていて これからも増えることは必至です。」

AV女優・パピコと映画監督志望の高校生・横山田のボーイミーツガールに、未来ガジェット巨大化ツールや超常現象いたずらサイト「ETE(enjoy the end)」が絡む不条理SF。進撃の巨乳。

ETEにより新宿に現れた3体の巨人「サタン」。死刑の恩赦と引き換えに自衛隊と協力し未来ガジェットで巨大化して素っ裸で撃退したパピコ。一躍国民的ヒーローとして超人気タレントに転身。一方アメリカは巨人の駆逐に失敗し、国土を蹂躙される。

今巻はちょっと情勢が落ち着いた日本で主人公の少年とパピコの南の島への蜜月旅行とその顛末、並行して未来から来た軍隊らしき連中のラーメン食べ歩き日記、更に並行して巨人に蹂躙され緊迫するアメリカの情勢、の3本立て。

まるで一冊の3本のジャンルの異なる漫画が詰め込まれているようなチグハグさなんですけど、そのチグハグさが逆に生々しいリアリティを生んでます。この辺の社会が抱えるチグハグさ、日常と非日常が交錯する演出、ホント好きだし上手いよねこの人。

少年とパピコが転機を迎える一方、巨人が人類の最終兵器でも死なないことが示唆され、次巻からパピコが世界中に派遣される流れでしょうか?

 

GIGANT(6) (ビッグコミックス)

GIGANT(6) (ビッグコミックス)

  • 作者:奥浩哉
  • 発売日: 2020/08/19
  • メディア: Kindle版

 

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